不動産経済研究所によると、7月の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の新築マンションの平均価格は9940万円と1億円に迫った。

前年同月比で5カ月連続の上昇。

また東京23区の新築マンションの平均価格は1億3340万円だった。

東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地に建てられた「晴海フラッグ」のタワー棟が即日完売したことや、東京・港区の超高級マンション「三田ガーデンヒルズ」の販売分が、価格を大きく押し上げた。

首都圏の発売戸数は2591戸で、前年同月比14.1%増加した。増加は9カ月ぶり。

都心部では、超高級物件が価格を押し上げたため、2023年上半期の東京23区の新築マンションの平均価格は、1億2962万円となり、過去最高値をつけていた。

また首都圏の2023年上半期の平均価格は8873万円で、こちらも過去最高値となっていた。

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