15日、長崎で、その年の初夏までに亡くなった人のために、好きだったものなどをあしらった船を引き、街を練り歩く「精霊流し」が行われた。
爆竹や鉦(かね)の音と共に、浄土へ送り出す伝統行事。
その最中、市の中心部など3カ所で火事が起きた。
この記事の画像(5枚)現場は、爆竹が鳴り響く市の中心部だ。
火災現場には消防士たちが集まり、マンションの7階のベランダが、オレンジ色に染まっていた。燃えたのはエアコン室外機などだ。火事は、ほか2カ所でも発生した。
故人の精霊をあの世へ送り出すため、お供え物をのせて川や海に流す藁や木で作られた船、「精霊船」も、炎上。船に備え付けられた人形の腕も燃えてしまった。
なぜ火災は起きてしまったのか?
“爆竹の火花が燃え移った”か…けが人はなし
相次いだ火災の原因について、船を動かしていた人は、「何かしら火花が(爆竹が)はねたかなんかで」と話しす。周囲で鳴らされた爆竹が、燃え移ったのだろうか?
幸い、いずれの火事でもけが人はいなかった。
(「イット!」 8月16日放送より)