アメリカ連邦議会下院の委員会は27日、中国がロシアに対し軍事的に利用可能な部品や技術を提供している可能性が高いとする情報機関の報告書を公表した。
報告書では、関税データによる分析から「3月の時点で中国がロシアに対し、1200万ドル以上の無人機と無人機の部品を出荷した」と指摘している。
また「中国の国有防衛企業は、制裁を受けたロシア政府所有の防衛企業に対し、武器にも転用できる技術を提供しているほか厳しい制裁や輸出規制にもかかわらず、半導体の輸出も大幅に増加している」と分析している。
バイデン政権は、中国がロシアに軍事支援をした場合は米中関係に深刻な影響を及ぼすと警告をしている。