先端技術を中国企業に漏らした疑いで逮捕された、国立研究開発法人に勤める中国籍の男が、中国政府から表彰を受けていたことがわかった。
この記事の画像(9枚)産業技術総合研究所の主任研究員・権恒道(けん・こうどう)容疑者(59)は2018年、自身が研究するフッ素化合物の合成に関する情報を中国の民間企業にメールで漏えいした疑いで、警視庁公安部に逮捕されている。
権容疑者は数年前、中国政府から優れた科学技術に貢献したとして表彰を受けていたほか、習近平国家主席と握手を交わしていたとみられることがわかった。
警視庁公安部は、権容疑者が、中国政府と深いつながりを持っていたとみて捜査している。
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