“彼女へのプレゼント”を探すふりをして高級アクセサリーを盗む男。
同様の手口で指輪などを盗んでおり、今回で3度目の逮捕だった。
店員が目を離したスキに窃盗
警察署から出てきた黒いTシャツ姿の男。
この記事の画像(11枚)窃盗の疑いで逮捕された、無職の水上 陸容疑者(21)。
東京都銀座のダイヤモンドなどを扱う宝石店で、店員を油断させた隙に、約440万円のブレスレットを盗み取った疑いが持たれている。
警視庁によると、水上容疑者は2023年2月5日、1人で店を訪れ、対応した店員にこう告げたという。
「彼女へのプレゼントを探している。どんなのがいいかな?」
店員は、4点ほどの指輪やネックレスをケースから出して並べた。
水上容疑者は、商品の説明を聞いた後、「お金を下ろしてくる」と話し、購入する素振りを見せたという。
これを受け、店員が支払い手続きのため商品から目を離した隙に、水上容疑者は並べてあった商品の中から1番高い440万円相当のブレスレットを取って逃げたとみられている。
相次ぐ窃盗 被害総額は3800万円
この事件で5月15日に逮捕された水上容疑者。実は3度目の逮捕だった。
1度目は、東京都武蔵野市の宝石店から140万円相当の指輪を盗んだ疑いで4月に、2度目は、東京都日本橋の宝石店から合計407万円相当の指輪2点を盗んだとして5月3日に逮捕されている。
手口はいずれも銀座の事件と一緒で、これらの事件の防犯カメラ映像などから3回目の逮捕となったのだ。
調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めている水上容疑者。
動機については、「(無職のため)食べるためにやった」と供述しているという。
警視庁によると、千葉県の宝石店でも同じ手口による窃盗が起きていて、都内の被害と合わせた件数は約16件、その被害総額は約3800万円に上るということだ。
(「イット!」5月17日放送より)