埼玉県加須市にある駄菓子店の防犯カメラが、大胆な窃盗の一部始終を捉えていました。
5月11日、 正午過ぎ。駄菓子屋の前に設置された自動販売機の隣に自転車を止め、タバコを吸いながら近づく人物。
自販機の前に立ち、飲み物を買うのかと思いきや、乗ってきた自転車に戻り、立ち去りました。
それから約1分後、今度は歩いて自販機の前に戻ってきました。周囲を確認するようなしぐさを繰り返します。
そして突然、自販機の扉を開けました。
左手に火のついたタバコを持ったまま、右手で自販機の中を物色します。
防犯カメラを気にしているのか、建物の上を見たり、周囲の様子をうかがったりするしぐさも。
その後、自販機からお金の入った箱を盗み出し、扉を閉めてその場を後にしました。
別の通り防犯カメラには、自転車で現場から走り去る人物の姿が。
車通りの多い中、堂々と行われた犯行。
自販機を設置していた駄菓子店の店主によると、普段は施錠している自販機の扉の鍵をこの日だけは閉め忘れてしまい、扉を開くためのドアノブも出たままになっていたといいます。
「駄菓子屋いながき」宮永篤史さん：
ここからお金を全部持って行かれてしまいました。カギが開いていたからって、お金を持っていって良いわけじゃないので…。
被害額は約2万5000円だといいますが…。
「駄菓子屋いながき」宮永篤史さん：
駄菓子屋って10円20円の物を売って、もうけが2円4円みたいな。そういう中で2万円とか2万5000円とかって持ってかれちゃうと、とんでもない損失なんですよ…お金返してほしいなって。
宮永さんは、警察に通報。被害届を提出したということです。
（「めざまし8」5月15日放送）
