おしゃれでエシカル、「サステナブルファッション EXPO」とは。
ボリューム感のあるクールな印象のリュックサック。
留め具を見てみると、シートベルト。
このリュックサック、実は捨てられてしまうはずだった、自動車のシートベルトやエアバッグなどを使った環境に優しいバッグ。
このような環境に配慮したファッションアイテムなど、およそ1万2,000点が集結するイベントが5日からスタート。
2023年は、新素材を使った製品が多数出展されている。
ポップな配色のスニーカーは、フランスから日本に初上陸した100%リサイクルスニーカー。
材料に使われているのは、ペットボトルや漁網などの海洋廃棄物。
フランス・マルセイユのエシカルファッションブランドと地元の漁師が協力して回収し、製造した。
涼しげな印象のバッグは、雨や汚れに強いビニール傘を使ったバッグ。
octangle・水谷哲朗代表「アップサイクル自体の認知度を上げたいと考えている。できるだけ皆さんの身近にあるものからアップサイクルをしたいなと思いまして、ビニール傘に着目しました」
年間およそ8,000万本消費され、その多くが半年以内に廃棄されているというビニール傘。
これらを専用のプレス機で、何層にもして圧着させた独自の素材を使用し、職人が1つ1つ手作りをしている。
環境負荷が非常に大きいといわれるファッション産業。
近年では、デザインや価格だけではなく、環境負荷を重視する人が増えているという。
「サステナブルファッション EXPO 春」は、7日まで行われる。