土偶になりきれるニット帽と眼鏡が可愛い

土偶になりきれる一風変わったクッズが話題となっている。

それがこちらだ。

遮光器土偶ニット帽


その名も「遮光器土偶ニット帽」という商品で、土偶をイメージする模様が編み込まれたニット帽だ。そう言われれば土偶ではあるが、モコモコ感がかわいいデザインだ。

販売しているのは青森市小牧野遺跡保護センターで、小牧野遺跡とは縄文時代後期前半の環状列石を主体とする遺跡のこと。

青森市・小牧野遺跡

ニット帽の価格は4400円(税込)で色は茶色と薄い茶色の2種類。他の色が欲しい場合はオリジナル注文5500円(税込)で1月下旬に販売を開始した。

展示の5個のみ限定販売でその後は受注生産を予定していたが、SNSで「遮光器土偶ニット帽めっちゃ可愛いな」「装飾も凝っててあの値段の遮光器土偶ニット帽は安いと思う」など話題となり、あまりの人気ぶりに納品の目処が立たなくなったという。
そこで、1月31日に一旦販売を中止するとHP上で発表し、販売再開は2020年11月頃を予定しているというのだ。

小牧野遺跡保護センターHPより引用


ちなみに同センターでは、さらに土偶に近づくことが出来るアイテムとして「遮光器土偶メガネ」という商品を既に扱っている。
木製の眼鏡でレンズ部分がほとんど木で覆われており、中心には遮光機土偶の特徴である細く長い隙間がある。価格は2400円(税込)で、こちらはまだ在庫があるという。(2月7日現在)

遮光器土偶メガネ

是非、ニット帽とメガネのセットでつけてみたいものだが、なぜ遮光器土偶にこだわったアイテムを作っているのか?また、話題となって注文が殺到した時の気持ちはどうだったのか?
青森市小牧野遺跡保護センターの担当者に詳しく話を聞いた。

「当法人に遮光器土偶好きが多かった」

ーー小牧野遺跡から遮光器土偶が見つかっている?

小牧野遺跡からは遮光器土偶は出土しておりませんが、縄文の学び舎・小牧野館の展示には遮光器土偶の頭部が2つあります。


ーー「遮光器土偶」はどういう特徴?

遮光器のようなメガネをかけているように見える見た目でかわいい。様々な場面でよく見る大人気の土偶です。

ーー作ろうと思ったきっかけは?

当法人に遮光器土偶好きが多く、遮光器土偶のグッズがあまりないので、会議で商品開発を進め、Tシャツ、メガネ、ニット帽を販売しました。


ーーなぜ帽子に?

ニット帽がかわいいのではないか。また、メガネと一緒に着けたら遮光器土偶になりきれるのではないかと思いました。

(画像はイメージ)

職人1人体制で作っている

ーー製作のこだわりは?

遮光器土偶のかわいさと、縄文の模様のイメージを4度の試作をしてこだわった逸品です。


ーー製作期間は?

1個に付き5日程度の予定です。


ーー職人さん何人体制で商品を作っている?

現在一人です。


ーー職人さんに依頼した時の反応は?

企画の話から職人さん自ら試作提案がありました。逆にこちらがそのクオリティに驚き、喜びました。


実際に着用してみると…

「嬉しい悲鳴という気持ちでした」

ーーこれまでにどんな人が購入している?

九州から北海道、全国の方が購入されております。


ーーお客さんの反応を教えて

運よく購入された方は、皆さん「かわいい」、「どうしても欲しい」と好評です。


ーー注文が殺到した時どんな気持ちだった?

嬉しい悲鳴という気持ちでした。


ーーどのくらいの注文がきた?

数日はメールと電話など、取材や問い合わせが止まず、メールだけでも100件を超えました。


ーーここまで売れるのは予想外?

商品力には自信がありましたが、ここまで話題になるのは予想外でした。


ーーこの商品が今までで一番売れた?

数で言うと遮光器メガネは初版を完売し、第二版100本を販売しておりますが、人気と話題性では今回のニット帽がダントツNO.1です。


ーー販売再開を待っている人たちにメッセージ

注文殺到に付き、再販をお待ちいただいている皆様には、大変申し訳ないですが、2020年の夏の世界遺産登録に向けて、販売体制を整え11月頃に再販情報をFacebookやHPにて公開する予定ですので、楽しみにしていただき、お待ちいただきたいです。


小牧野遺跡(上空から撮影)

担当者が語るように、小牧野遺跡も含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産への登録推薦書をユネスコへ提出することが決定している。

今回の遮光器土偶ニット帽は、地元の職人が一人で5日間掛けて作っているとのことで、注文殺到で販売中止は仕方のないことだろう。再販予定は今年11月とまだまだ先だが、このクオリティなら世界遺産登録とともに楽しみにしながら待てるのではないだろうか。