“ながら運転” の罰則強化

危険で事故にも繋がる“ながら運転”の罰則が12月1日から強化された。こうした“ながら運転”について街の人は…

女性:
怖いなとは思います。わき見運転になるし。

男性:
会社の方からも、“ながらスマホ”はしないようにという注意がきました。

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タクシーに乗車した際に、運転手の“ながら運転”を目撃した人は…

男性:
乗ったタクシーの運転手が、メーターとかがある場所に携帯を置いて、触りながら運転されてたので信じられないと思いましたね。

一般のドライバーだけでなく、プロのドライバーまでもが運転中にスマホゲームに夢中になるなど、後を絶たない“ながら運転”。

警察庁の調査によると、2018年 携帯電話やカーナビを見ているなどして起きた交通事故は2008年の1299件の倍以上となる2790件にも上った。
死亡事故率は、携帯電話を使っていない場合の0.73%に比べて、“ながら運転”では1.51%と約2.1倍の高い割合を示している。

“ながら運転”で事故を起こすと一発で免停に!

こうした状況から、厳しくなった“ながら運転”の罰則について弁護士は…

エジソン法律事務所 大達一賢弁護士:
スマートフォンをカーナビ代わりに使用する方が最近増えているかとは思います。しかし、注視していると違反に該当します。

運転中に携帯電話を手に持って通話や操作をしたり、画面を見続けた場合の違反点数は1点から3点となり、反則金も6000円から1万8000円と3倍になった。

また、“ながら運転”で事故を起こすと、人を傷つけなくても違反点数6で一発で免許停止処分となる。さらに、懲役や罰金が科せられることもあるという。

そもそも、運転中にカーナビなどを2秒以上見続ける行為も一般的な法解釈では違反の対象となる。
時速60kmの車は2秒間に約33m進み、その距離は渋谷のスクランブル交差点とほぼ同じ長さに相当する。よそ見運転をすると危険な距離だ。

後を絶たない“ながら運転”

“ながら運転”厳罰化初日の12月1日、都内の警察署前の交差点でもスマホを持ちながら運転している人が続出していた。
停車中から車が動き出してもスマホ操作を続けるなど、“ながら運転”が後を絶たなかった。

街の人に、罰則強化について聞いてみると…

――罰則が強化されたことは知ってますか。

男性:
知らないですね。

中には、“ながら運転”の厳罰化を知らなかった人もいた。

(「めざましテレビ」12月2日放送分より)

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