J3の福島ユナイテッドFCは、前々節の北九州戦で4試合ぶりの勝利を挙げると、前節は2位・愛媛をアウェーで4対2と撃破し、連勝で勢いを取り戻している。その守備を支えるのが、20歳のセンターバック・土屋櫂大(つちや・かいと)選手だ。
■若き守備の要として存在感
昨季、川崎フロンターレから加入した土屋選手は、今季ここまで13試合中11試合に出場。デュエル勝利数、タックル数、空中戦勝利数はいずれもチームトップで、対人の強さを武器に粘り強い守備を見せている。
寺田周平監督は「スピードや空中戦の強みを発揮してくれている。ボールの扱いもフィットしてきており、攻守両面で貢献している」と評価。センターバックとして相手の攻撃の芽をつぶし、福島のディフェンスラインを支える存在となっている。
■攻守で躍動し初得点 U-21日本代表にも選出
守備だけでなく、攻撃面での成長も際立つ。第5節・群馬戦では最終ラインから自ら持ち運び、右サイドへスルーパスを通して得点につながる攻撃の起点となった。
さらに 前節・愛媛戦ではクロスからヘディングでJリーグ初得点を記録。攻守で存在感を放っている。
本人は「対人や空中戦、球際で負けないところが強み」と語りつつ、「90分通して集中力を保つことが大事」とさらなる成長を見据える。今年9月にはU-21日本代表にも選出され、日本サッカーの未来を担う存在として期待が高まっている。
遠征には必ず「ラクロスボール」を持参するという一面もあり、足裏で転がすと気持ちよく、ユース時代から欠かさず持ち歩いているという。
福島は攻撃的サッカーが成熟し得点数はリーグ3位の26。一方で失点数はリーグワーストの29と守備が課題。上位進出と悲願のJ2昇格へ向け、若き守備の要・土屋選手の存在はますます重要になりそうだ。
