2023年に鶴岡市の山形自動車道のトンネル内で3人が死亡した事故の裁判。事故を再現した実験の結果、当時現場にあったタイヤ痕が再現できなかったことがわかった。
過失運転致死傷の罪に問われているのは、早坂覚啓被告(32)。
起訴状などによると、早坂被告は2023年5月、鶴岡市の山形道・田麦俣トンネル内を乗用車で走行中、前方や左右をよく見ずに対向車線にはみ出し、向かって来た車と正面衝突した。
同乗していた妻と当時1歳の長男、対向車に乗っていた女性の計3人を死亡させ、対向車の運転手にも大けがをさせたとされている。
山形地裁・鶴岡支部で開かれた30日の第三回公判で証人尋問が行われ、2026年5月と6月に行われた実況見分やその調書の作成に関わった警察官が証言台に立った。
当時の車の位置関係を再現する実験や走行実験を行った結果を示し、事故当時、現場にあった2本のタイヤ痕は再現できず、「再現するためにはハンドルを急激に短時間で大きく切る必要がある」と述べた。
次回の公判は、証拠整理に時間を要するなどの理由で決まっていない。
