総資産14兆円を超える、関西最大の地方銀行グループが誕生することになりました。
滋賀銀行と、池田泉州銀行を傘下に持つ池田泉州ホールディングスが29日に会見を開き、再来年4月の経営統合に向けて協議を始めると発表しました。
これにより、京都銀行のグループを抜いて、総資産14兆円超えの関西最大の地方銀行グループが誕生することになります。
■ 総資産14兆円 関西最大の地方銀行グループに
滋賀銀行と池田泉州銀行は統合後もそれぞれ存続し、支店の統廃合は当面行わないということです。
【滋賀銀行 久保田真也頭取】「私たちが目指すのは、関西の成長を享受する金融グループではなく、関西の成長を創出する金融グループです」
滋賀・京都と大阪・兵庫をそれぞれ地盤とする両行は、営業エリアの重複が少なく経営資源を補完し合える関係にあるとしています。
統合が実現すれば、京都銀行のグループを抜き、総資産14兆円を超える関西最大の地方銀行グループが誕生することになります。
■相次ぐ地銀再編 関西でも東北でも
地方銀行の再編の動きは、近年相次いでいます。
2019年には近畿大阪銀行と関西アーバン銀行が合併し、関西みらい銀行が誕生しました。
今月には、岩手銀行、秋田銀行、青森みちのく銀行の3行が経営統合に向けた動きを発表しています。
■背景に「危機感」 企業融資強化の狙いも
企業の動向に詳しい帝国データバンク大阪支社情報課の三好暁久課長補佐は、今回の統合は地銀が抱える危機感の表れではないかとみています。
【帝国データバンク大阪支社情報課 三好暁久課長補佐】「人口減少、高齢化を抱えている中で、最近は金利の上昇という問題が浮上してきているから、GOサインを出せそうだという判断は比較的早めに出されたのではないか」
また、住宅ローンを強みとしてきた池田泉州銀行には、長期金利上昇のなかで住宅ローンが出なくなってきていることから、企業融資を強化したいという狙いもあるのではないかと指摘します。
関西最大の地銀グループの誕生となる今回の統合への動き。
地域経済の活性化につながるのか、注目されます。
(関西テレビ「newsランナー」2026年10月29日放送)
