任期満了に伴う新潟市長選挙が10月25日投開票され、現職の中原八一さんが新人2人に大差をつけて3回目の当選を果たしました。3期目に向け「輝きを増す新潟をつくっていきたい」と意気込みます。
■実績アピールしアリーナ新設など訴え 現職・中原氏が3選果たす
投票が締め切られた25日午後8時。その直後、支援者が集まる会場に笑顔で姿を見せたのは中原八一さんです。
14日間の選挙戦を経て、25日投開票された新潟市長選挙。
現職の中原さんが14万票あまりを獲得し、新人2人に大きな差をつけ、3期目の当選を決めました。
〈新潟市長選挙 開票結果〉
無所属・現 中原八一氏 14万3724票
無所属・新 青木学氏 4万6638票
無所属・新 早武淳氏 3万4900票
【中原八一 氏】
「皆様の力で中原八一、3選目を飾らせていただきました。ご尽力に心から感謝します。このたびの3選によりまして、これからの新たなまちづくりを進めていきたいと思っています」
中原さんの祝勝会には、花角知事のほか、経済界の要人、また選挙戦で支援した自民党の国会議員・地方議員が多く出席。
【花角知事】
「これからもしっかりコミュニケーションを取りながら、連携しながら、活力のある新潟市と、そして元気な新潟県を一緒につくっていきたい」
【自民党 斎藤洋明 衆院議員】
「我々も応援した以上は、3期目も精いっぱい、それぞれの立場で中原市政を応援させていただきたい」
新型コロナウイルスや能登半島地震への対応といった2期8年間の実績をアピールしたほか、産業活性化子育て支援策の拡充などを訴えた中原さん。
中でも3選を決め、真っ先に触れたのは中央区白山エリアの多目的アリーナの新設です。
【中原八一 氏】
「若者や女性に夢を描いていただけるように、白山エリアにもアリーナをつくって皆様方に元気や新たな楽しみを与えていきたい、こういう思いでいっぱい。輝きを増す新潟、これをしっかり皆さんとともにつくっていきたい」
■新人2人は支持広げられす
一方、新人で前新潟市議の青木学さん。
自らが党籍を持つ社民党のほか、立憲民主党や共産党の市議や国会議員など野党系の支援を受け、全8区のバランスの取れた発展や液状化対策の住民負担ゼロなどを訴えましたが及びませんでした。
【青木学 氏】
「(敗因は)現職と比べれば知名度が低かったということ、準備というか、政策・思いを伝える時間に制約があったというところではないかと思う」
また、同じく新人の経営人事コンサルタントの早武淳さんも中原市政を批判し、SNSや屋内での個人演説会で自身の訴えを届けてきましたが、支持を広げることはできませんでした。
【早武淳 氏】
「ほとんどの方が現職の中原さんに投票なさったっていうことなので、人気投票になってしまったのではないかとか、無難なので入れてしまおうという方がどれくらいいらっしゃったのか、これも知りたいところ」
ともに知名度を誇る現職に屈する結果となりましたが、選挙戦を通して、それぞれ訴えてきたことが市政運営に反映されることを望みました。
【青木学 氏】
「(中原さんには)新潟市はにいがた2kmだけじゃなくて、8区全体のバランスの取れた市政運営が大事だということをよく認識してもらいたいと思う」
【早武淳 氏】
「市民の安全・生命、こういったことを第一に考えていただきたい」
【中原八一 氏】
「もちろん選挙に出られるということは批判があるということだと思う。また、批判があるのは大事なことで、今回の選挙戦を通じて政策論争もある程度できたのではないかというふうに思っている」
3期目に臨む中原さんもこう話し、新人2人の訴えた内容について検証していくとします。
【中原八一 氏】
「新潟市の財源の許す範囲において、それぞれ一つ一つというのではなくて、同時並行的に行うことは可能だと思っている。しっかり相手方の訴えた内容も十分検証しながら、市政に生かしていくべきものは生かしていきたいというふうに考えている」
一方、今回の投票率は35.61%と前回を3.51ポイント上回ったものの、6割以上の市民が棄権し、低い水準にとどまりました。
