任期満了に伴い10月25日に投開票が行われた福島県知事選挙で、現職の内堀雅雄さんが4期目の当選を果たした。
県民は「継続」を選んだということなのか?福島テレビ・県政担当の古川峻記者が解説する。
■内堀陣営が掲げていた目標と比較
目標は大きく2つ、「得票率90%」そして「60万票」でしたが、得票率は達成、票数は届かず、満足のいく結果に終わったとは言い難い状況です。
(※58万5641票 ※得票率90.76%)
25日のセレモニーでは、内堀さんの4期目の当選を祝う「第4うちぼり丸」が手渡されましたが、セレモニーに参加した多くの国会議員や県議会議員、内堀さんを支持した県内すべての市町村長が乗組員のようなものです。
多くの乗組員を乗せて1つの大きな船がゆったりと進む、事実上の信任投票でした。船を遠くから見ていた有権者が冷めてしまった面があるかもしれません。取材中には県民からも「争点が見えない」といった戸惑いの声が多く聞かれ、政策をめぐる議論が十分に深まったとはいえません。
■山積する福島の課題
一方で、県内には課題が山積しています。震災と原発事故をめぐっては、除去土壌の県外最終処分や福島第一原発の廃炉の約束の時期を前に、「第3期復興・創生期間」や復興庁がその期限を迎えます。
福島県の人口は戦後初めて170万人を下回り、経済活動の維持も課題となっています。
内堀さんはこの選挙戦のなか県内59市町村をそれぞれ2回ずつ回り、70回以上の街頭演説を重ねました。
今後の4期を全うすれば、県政史上2番目の長さとなる長期政権になります。多選を懸念する声も聞かれるなか、内堀さんがこれまで培った国や市町村との関係をもとに、どこまで福島を前に進められるか、新しい福島を作り上げられるかが今後4年の課題となっています。
