和歌山市から南に20キロほど離れた和歌山県湯浅町では25日、1時間の雨量が観測史上、10月としては最大の68ミリを記録しました。
これほどの大雨をもたらしたのは、何が原因なのか。
片平敦気象予報士は、「ことし何度も大雨をもたらしている、台風と秋雨前線の組み合わせの影響」と解説します。
■台風は離れた場所にあったが…
きのう=25日午前9時の天気図では、台風30号は東シナ海にあり、近畿地方から大きく離れていました。
ただ、秋雨前線が長く延び、台風の周りを回る湿った空気が勢いよく流れ込み、一部の地域で雨雲が発達しました。
25日午前中には、発達した雨雲が列をなす様子が見られ、和歌山県北部には線状降水帯の直前予測が出されました。
結果的に線状降水帯にはなりませんでしたが、短時間に激しい雨が降りました。
■25日の和歌山などでの大雨は「この地域では10月として例のない降り方」
25日午後3時までの6時間雨量は、徳島県南部から和歌山県北部にかけて多く、和歌山県では、和歌山で77.5ミリ、清水で104.5ミリ、湯浅は124ミリを観測しました。
1時間に70ミリ程度の雨も降り、この地域では10月として例のない降り方でした。
こうした雨が1、2時間続くと、容量の小さい川はすぐに水があふれます。今回も小さな川で被害が出たとみられます。
■「今夜遅くまでは警報が出るおそれ」も
雨雲は午後に南へ離れましたが、今夜遅くまでは警報が出るおそれがあります。
通勤通学の帰宅時間帯と重なるため、悪い方に転ぶと警報級の雨となる可能性は残っています。
外出の際は最新の雨雲の情報を確認し、特に川の近くでは十分に注意してください。
(関西テレビ「newsランナー」2026年10月26日放送)
