岩手県の一般職トップに当たる千葉幸也企画理事が、出張中の不適切な行為で戒告処分となったことを受け、県議会は10月23日、この問題に対する集中審査を行いました。
千葉幸也企画理事
「皆さまにご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます」
10月23日の県議会決算特別委員会では、千葉幸也企画理事を巡る集中審査が行われました。
千葉企画理事は、2024年から2026年2月まで、5回の出張で不適切な行為をしたとして、8月に戒告処分を受けました。
このうち2025年8月には、大阪府茨木市の施設「おにクル」を視察する前に、訪問の予定にない阪神甲子園球場で、他の職員2人と共に高校野球を観戦しました。
約束の時間に合わせて、主事1人を先に施設に向かわせた一方、自身を含む2人は遅れて施設へと向かい、建物の外観だけを視察したとしています。
しかし、「おにクル」を訪問した裏付けがないことから、議員からは10月23日、訪問の実態を追及する厳しい質問が相次ぎました。
斉藤信県議
「写真も撮っていない、先に行った主事とも会っていない、相手先とも会っていない、こういうのを行ったとは言わない」
村上秀紀県議
「甲子園観戦チケットも事前に購入している。甲子園観戦を当初から予定し業務の一環との認識であれば、なぜ旅行命令にも出張行程にも記載しなかったのか」
千葉幸也企画理事
「せっかく行ったので見聞を広げようという思いが当時あって、甲子園に寄ったが、今考えると不適切だった」
この上で千葉企画理事は、「知事から任命されて職務を与えられている」「真摯に職務に精励してまいりたいと思っている」と述べました。
千葉企画理事を巡っては、約2000万円の公費をかけ職員へのハラスメント疑惑を弁護士が調査中で、11月末に県へ調査結果が報告される予定です。
また、県議会は23日、2025年度の決算認定について採決を行いましたが、千葉企画理事の問題が解決されていないとして、継続審査とすることを決め、11月以降に、再び集中審査を行うこととなりました。
