熊本地震を受けて国土交通省が全国の煙突を持つ事業者行った調査で、高さ60mを超える鉄筋コンクリートの煙突が、近畿と徳島で計70本あり、そのうち30本の煙突で損傷・劣化が確認されたことがわかりました。
ことし7月に発生した熊本地震では、日本製紙八代工場の煙突が倒壊し、事務所に閉じ込められた従業員など9人が犠牲になりました。
これを受けて国交省は、高さ60mを超える鉄筋コンクリート造りの煙突がある全国の発電所や製鉄所などを対象に、煙突の築造年月や損傷の状況などを回答してもらいました。
その結果、近畿2府4県と徳島では、対象となる煙突が兵庫県の35本を筆頭に、合計で70本あり、このうち30本で損傷・劣化が確認されたということです。
損傷・劣化が確認された30本のうち「対策予定あり」と回答したものは、22本でした。
今回の調査では、全国で対象となる煙突が444本あり、損傷・劣化が全体の約4割にあたる180本で確認されたとしています。
調査の回答の中には、軽微な損傷も含めて報告している事例も少なくないということですが、国交省は損傷・劣化が確認された事業者に対し、各事業を所管する省庁を通じて応急的な補修の要請などをしてもらうとともに、進捗状況のフォローアップも実施する予定だとしています。
