一丸に見えない野党「結集」は難しそうだ
閣僚のスキャンダルによる更迭は首相の任命責任なので野党は特に人数の多い参院で一丸となって高市政権と戦うべき時なのだが、あまりそのようには見えない。
公明党の岡本三成代表は11日付の日経新聞でのインタビューで所得連動型給付の対象などを明示し修正すれば消費税減税と一本化した法案に「賛成の可能性が出てくる」と述べた。
ただ13日のBSフジ番組では減税部分が法案に盛り込まれているため現状では「賛成できるわけがない」とトーンダウン。党内や支援団体からクレームが来たのだろうか。結局公明党は1人8万円を給付する対案をまとめた。
一方、国民民主党の榛葉賀津也幹事長は18日のNHK番組で消費税減税法案について「反対ありきではない。一つでも多くの野党の考えを聞いて、柔軟に対応してほしい」と述べて賛成する可能性を示唆した。
この2党に加えて参政党も支持者に消費減税賛成の割合が多い傾向にある。
自民党の萩生田光一幹事長代行はNHK番組で「直すべきところがあれば直し、受け入れるべきところがあれば受け入れる」と述べており、最終的にこの3党のどこかが賛成に回る可能性がある。
民主改革の会の小川淳也代表が旧民主党勢力の再結集を呼びかけたのに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表は「民主党というくくりで結集することは一切考えていない」と切り捨てた。
野党の「結集」はなかなか難しそうだ。
【執筆:フジテレビ客員解説委員 平井文夫】

