10月13日に一部区間で終日運転を見合わせた九州新幹線が、14日の始発から全線で運転を再開した。前日に帰宅できず急きょホテルに宿泊した観光客や、通学に新幹線を利用する学生たちから、安堵の声が相次いだ。
パンタグラフの異常から架線損傷へ、約2万2000人に影響
13日、九州新幹線は車両のパンタグラフに異常が見つかり、始発から全線で運転を見合わせた。熊本―博多間は同日午後4時過ぎに運転を再開したものの、鹿児島中央―熊本間については、熊本と新八代の間の複数箇所で架線の損傷が確認されたため、終日にわたって運転を見合わせることとなった。この影響は約2万2000人に及んだ。
「きのう帰る予定だったが」 足止めされた旅行者も
14日朝の鹿児島市・JR鹿児島中央駅では、運転再開を喜ぶ利用者の姿が見られた。山口県へ帰宅する予定だった利用者は「ホッとした。きのう帰る予定だったが運転見合わせになって急きょホテルをとって、きょうに振り替えてもらった」と胸をなでおろした。また別の利用者は「動かなかったらどうしようかと思っていた」と振り返った。

通学する学生にとっても"命綱"
新幹線は観光客だけでなく、通学に欠かせない交通手段でもある。出水から鹿児島へ通学する学生は「鹿児島に来るのも結構時間がかかるので、新幹線があると便利」「学校に行けるから安心」と話した。点検・修復作業が完了したことで、14日は始発から全線での運行が再開され、地域の日常が戻った。

