古川デジタル大臣は13日、AI開発企業アンソロピックの共同創業者、ジャック・クラーク氏と面会し、不正アクセスによる日本企業の情報流出が深刻化していることを踏まえ、AIの安全性に関する評価手法や基準の検討・推進を行うための日本の機関「AISI」への提携強化を要請した。
面会後、古川大臣は「サイバーセキュリティの問題が毎日起こっている。これはAIが関係しているかどうかまだわからないが、今後のサイバーセキュリティのために、我々も日本のAISIを創ったので、そことアンソロピック社との提携をぜひお願いしたいと思っている」と述べた。
その上で、「日本の方でも基礎的な合意はあるが、これを改定してさらに一層関係を緊密にできないかというお願いをし、この点については前向きな答えをいただいたと理解している」と、アンソロピックとの提携の方向性を強調し、サイバー防御の脆弱性克服のためノウハウ提供を要請した。
また両者は、アンソロピックの大規模なAIデータセンターを日本に創る構想についても意見交換した。クラーク氏が世界の中で日本も建設地の候補だとの意向を示したことについて、古川大臣は「ぜひ日本がデータセンターの立地の良い条件を得られるように努力していきたい」と招致を熱望する意向を表明した。
