愛知県春日井市に、24時間いつでもスイーツが買える店があります。店員がいない無人販売で、扱うのは冷凍スイーツ。その驚きの営業スタイルを取材しました。
■24時間営業の冷凍スイーツ専門店
住宅街の駐車場の一角に建てられた、コンテナのような建物。「年中無休・24時間営業」の冷凍スイーツ専門店「サンクドノア」です。店員はおらず、完全キャッシュレスの無人販売です。

店内のショーケースには、カップケーキやシュークリーム、スコーンなど、冷凍状態のスイーツがずらりと並んでいます。
人気なのが、北海道産のチェダー、カマンベール、パルメザン、クリームチーズを使った「北海道クワトロフロマージュ」(1300円)。さらに、くるみとアーモンドクリームを使った生地に、香り豊かな紅玉りんごを合わせた「紅玉りんごのアップルパイ」(1600円)も評判です。

ほかにも、かわいらしい「カップケーキ」(650円)や猫型のスコーン、ケーキの切れ端を使った「端っこロール」(500円)など、30種類以上が並びます。
客:
「お土産用に。暑いので、持っていく時間を考えると。冷凍とネットで見て買いに来ました」
凍った状態のため、暑い時季でも持ち運びやすく、渡すころにはちょうど食べごろになるといいます。

別の女性:
「24時間営業の店舗って、餃子などは見たことあるけど、スイーツは見たことがない。完全に解凍される手前で食べるのもいいと思います」
まだ暑さが残るこの時季には、完全に溶け切る前の、シャリっとした食感を楽しむ人も。
一方、夜になるとまた違う客層に。午後9時を回ったころ、1人の男性がやって来ました。
男性客:
「ご飯食べた後に喫茶店行こうと思ったら、空いてなかったので。珍しいですよね」
夕飯にラーメンを食べた後、さっぱりしたスイーツを求めて来店したといいます。

別の客:
「ほとんど食べたことがあります。たまに甘いのが欲しくなります」
1人でケーキ店に行くのは少し恥ずかしいという甘党男子たちにも人気のようです。
■無人販売・24時間営業の理由
24時間営業の冷凍スイーツ店。そもそも、なぜこの営業スタイルになったのでしょうか。担当者に案内され、訪れたのは店舗の近くにある工場です。
運営会社の担当者:
「こちらで宅配ケーキを作っています」

運営しているのは、ネット注文の通信販売や宅配をメインにしている菓子メーカーです。毎日、大量のケーキを製造し、全国に出荷しています。
では、なぜ宅配ケーキのメーカーが、無人販売の店舗を始めたのでしょうか。
担当者:
「『気軽にケーキを買いたい』というお客様の要望が多くありましたが、うちには小売りのノウハウがなかったので」

宅配が本業で小売りのノウハウがなかったことから、無人で24時間営業するスタイルにしたといいます。

