韓国で、研修医らが医学部の定員拡大に反発し職務放棄を続けていることを受け、政府は医師会の関係者らが支援・教唆したなどとして告発した。
韓国では、医師不足解消に向けた政府の医学部増員に抗議するため、これまでに辞表を提出した研修医は全体の約8割にあたる1万人以上にのぼり、手術の延期など被害の申告が相次いでいる。
こうした状況を受け、韓国の保健福祉省は、韓国最大の医師会「大韓医師協会」の関係者らを警察に告発したと発表した。
研修医の集団職場離脱を支援し、集団行動を教唆・ほう助したとみていて、政府が関係者を告発するのは初めて。
韓国政府は、29日までに研修医に対して職場に復帰するよう求めており、来月3月から病院に復帰しない医師に対する免許停止処分や司法手続きを進めると警告していた。