13年前に行方不明となった女子高生が白骨遺体で発見

13年前、忽然と姿を消した当時17歳の野添希望さん。その身に一体何があったのだろうか?

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「人骨のようなものがある」との110番通報を受け、8月19日鹿児島市の山中で一部が白骨化した遺体が土の中から見つかり、警察は死体遺棄事件として捜査を進めてきた。

遺体発見当時近隣住民は…

近隣住民男性
もうびっくりしてですね。寝耳に水という感じ。なんかぞっとしますよね。平和な街というかどういう状況なのかもわからない

そして事件は、意外な展開をみせ、見つかった遺体が13年前に行方不明となっていた野添希望さん(当時17歳)であることが判明したのだ。しかも司法解剖の結果、遺体は死後1年以内とみられることもわかった。

行方不明後 数回家族の元へ「元気でいる」とメールも

行方不明となっていた野添さんはなぜ遺体で見つかったのだろうか?

2006年4月、当時、高校3年生だった野添さんは、鹿児島県志布志市の自宅を出たきり、行方がわからなくなっていた。家族からは捜索願が出されたものの…

野添希望さんの携帯からのメール
元気でいる

野添さんの携帯電話から家族に「元気でいる」と言う内容のメールが複数回届いたという。そして13年後の夏、変わり果てた姿で発見された野添さん。

実は遺体発見現場は、大通りからもほど近い山の中ではあるものの、地元の人でもなかなか立ち入ることはない場所だという。

近隣住民
中の方に入れるとかもあまり考えない。ここも駐車場の行き来だけ。

――山の中に入ることは?

近隣住民
ないですね

遺体が見つかったのは、自宅のあった志布志市から直線距離でも約45km離れた鹿児島市内。遺体は人目のつかない山中で埋められた状態で見つかったものの、目立った外傷はなく死因はわかっていない。

近隣住民
知る人しか来ないような場所。山中に入ることもないし、入ろうとも思わない

1年以内に死亡したとみられる野添さん。専門家は…

近畿大学 巽信二教授
大事なことは(死後)1年というところで、日本は殺人に対しては時効がないけれども、死体遺棄の場合は3年で時効というのがあるんですね

警察は死体遺棄だけではなく、殺人事件の可能性も視野に入れ捜査を進めている。

(Live News it! 9月26日放送より)