韓国チョ・グク法相が電撃辞任!
韓国の世論を二分していた疑惑の法相が突然の辞任。一体何があったのか?
チョ・グク法相:
国民の皆さんに申し訳なく、そして感謝します。私はひとりの市民に戻ります。
午後3時過ぎ、法務庁舎を後にしたのは、電撃辞任を発表したチョ・グク法相だ。
チョ・グク氏は声明文で「国民の皆様、これ以上私の家族のことで大統領と政府に負担をかけてはいけないと判断しました」と、辞任の理由を明かした。
イ・オンジュ議員:
文在寅大統領はチョ・グク法相任命を直ちに撤回して国民に謝罪しなさい!
就任前から娘の不正入学やファンドへの家族ぐるみの不透明な投資などの疑惑が次々と明らかになり、“疑惑のタマネギ男”と呼ばれてきたチョ・グク法相。
一方で、文大統領の側近中の側近として検察改革の旗振り役を期待され、チョ法相をめぐる韓国世論はまさに真っ二つとなってきた。
チョ・グク法相:
私は検察改革の踏み台になります。
14日の午前中には悲願の検察改革について記者会見を行った。辞任声明を発表したのはそのわずか3時間後のことだった。
「私は検察改革のためのたきつけに過ぎません。たきつけの役割はここまでです。もう私は一人の市民に戻ります」
チョ法相の辞任をめぐる韓国世論は真っ二つ
就任からわずか1か月ほどでのスピード辞任に、韓国の人々からは、「家族が全部あんな疑惑に関わっているのに、法相なんてありえない」(男性)「(チョ法相のこと)好きだったんですけど、何から何まで期待外れ」(女性)との厳しい声があがった。
一方で、「法相に最もふさわしい人だったと思いますが、結局はすべて個人の人生ですからで残念ですが仕方がありません」(男性)との声もあった。
支持率が過去最低を記録している文大統領は側近の辞任に…
文在寅大統領:
今回私たちの社会は大きい苦しみを経験しました。その事実自体だけでも大統領として国民に非常に申し訳ない気持ちです」
文大統領が吹き荒れる逆風の中で任命を強行し、かばい続けてきた中での法相電撃辞任。
今後の政権運営への影響が次の焦点となる。
(Live News i! 10月14日放送分より)