梅雨入りを前に災害への備えです。熊本県は14日、八代市で『山地防災パトロール』を行い、2020年7月豪雨で被災した箇所などを点検しました。
このパトロールは、地域の防災意識を高め緊急時の避難行動につなげようと熊本県が県内の自治体と毎年行っているものです。
今年は、2020年7月豪雨で被災した箇所や、災害時に支援が必要となる福祉施設など60カ所を点検する予定で、14日は、県や八代市の担当者6人が豪雨で甚大な被害が出た八代市坂本町を訪れました。
このうち豪雨で約300メートルにわたって山腹崩壊するなどし孤立状態になった坂本町市ノ俣地区では、復旧工事が行われる現場を点検。
県の担当者は現場の様子を写真に収め、八代市の担当者と災害発生の恐れがある際は、集落の代表などにお願いして住民に早めの避難を呼びかけてもらう段取りなどを確認していました。
【県農林水産部森林保全課 森山 修二 治山班長】
「山際は大雨が降るとどこで山腹崩壊が起こるか分からないので、まずは早めの避難を(お互い)呼びかけて、今後も安全に生活していただければと思います」