福岡県警は29日、県内に住む自営業の男性(67)がSNS型投資詐欺の被害に遭い、合計1億460万円をだまし取られたと明らかにしました。
久留米警察署によりますと、久留米市に住む自営業の男性(67)は今年3月、SNSを閲覧していたところ、知っている投資家の名前を使ったアカウントを見つけて登録しました。
その後、そのアカウントから「助手を登録して」と指示を受け、女性名義の“助手”とやり取りしていたところ、さらに男性名義の“先生”と呼ばれるアカウントを紹介されたということです。
“先生”は男性に対し、自らがアドバイスするSNSグループに参加させた上で株取引のアプリをインストールするように指示しました。
このアプリ上での株取引に伴い、男性は3月19日から4月10日までの間、“先生”らが指定する口座に17回にわたって合計1億460万円を振り込んでしまったということです。
その後、男性は一部を出金しようとした時に「利益の7パーセントを払わなければ下ろせない」と言われ不審に思い、詐欺だと気付いたということです。
警察はSNSを利用する際、知らない人からの「友達申請」や「メッセージ受信」を拒否する設定を利用するように促しています。