実際の市街地を舞台に泥棒役と刑事役に分かれて鬼ごっこを展開するイベント「リアルケイドロ」が4月29日に岩手県一関市内で開かれました。
一関市が主催した「リアルケイドロin一関」には県内外から約230人が参加しました。
企画・監修をしたのは地元・一関市出身の元警察官で犯罪コメンテーターの佐々木成三さん。
泥棒役としてロンドンブーツ1号2号の田村淳さんら有名タレントがゲストで参加しました。
リアルケイドロは実際の市街地を舞台に泥棒役と刑事役に分かれて行う鬼ごっこで、これまでに全国約60カ所で開かれてきました。
泥棒役は現在地のヒントとなる写真を定期的に撮影し、刑事役に共有しながら決められたゴールを目指して逃げます。
一方、刑事役は参加者です。
捜査本部にいる人は泥棒役の写真などから居場所を推測し捜査をする仲間へ情報を共有します。
捜査をする人は街の中で張り込みをしながら捜査本部からの情報をもとに泥棒の足どりを追跡し、スマートフォンで泥棒役を撮影すると逮捕したことになります。
市内から親子で参加した岩田秀隆さんは今回、泥棒役を捕まえることはできませんでしたが、一緒に参加した息子たちとの絆がより深まったようでした。
親子で参加 岩田秀隆さん
「5~6キロくらい歩いたかな。トータルで、楽しかったです」
岩田さんの息子
「楽しかった。探すところが」
そして佐々木さんはリアルケイドロを通して防犯意識も高めてほしいと話します。
リアルケイドロを企画・監修 佐々木成三さん
「知らぬうちに自分のSNSから情報が漏れているというネットリテラシーの教育にもつながると思っていて、教育というアプローチからも力強くやっていきたい」
リアルケイドロの終了後には泥棒役の田村さんが捜査本部を訪れ自分を捕まえた参加者たちを称える場面もあり会場は盛り上がりを見せていました。