国や社会に対し、顕著な功績を挙げた人などに贈られる春の叙勲でビッグニュース。
旭日小綬章に、プロ野球・阪神タイガースで活躍したランディ・バースさん(71)が選ばれたのです。
バースさんは現在71歳。
日本とアメリカの友好親善などに寄与したとして、別枠の外国人叙勲に選ばれました。
プロ野球ファンの間で伝説となっているのが、1985年のバース選手、掛布選手、岡田選手のバックスクリーン3連発。
この年、三冠王に輝き、長く暗黒時代だったタイガースに38年ぶりの日本一をもたらした立役者になりました。
リーグ優勝を決めた夜、大阪の街では大フィーバーのあまり、「バースさんに似ている」と店先の人形が胴上げされ、道頓堀に投げ込まれる事態に。
この年、MVPに選ばれました。
6年間の在籍で2年連続の三冠王。
今も「史上最強の助っ人」と呼ばれています。
引退後は、アメリカで州議会議員としても活動。
その後も度々来日し、始球式などでファンの声援を浴びています。
過去に叙勲を受けた外国人のスポーツ関係者には、千葉ロッテを率いたボビー・バレンタインさんやプロレスラーのミル・マスカラスさん、サッカー日本代表監督だったイビチャ・オシムさんなどがいます。