直近2試合で5安打と好調で、試合前には腰をフリフリする姿も見られるなど明るい雰囲気の大谷翔平選手(30)。
日本時間29日は「ジャパニーズヘリテージナイト」で、来場者にだるまデザインのユニホームが配布されました。
花巻東高校野球部の後輩も訪れ、期待するのは“パパ初ホームラン”。
29日の第1打席、ライト前へ3試合連続ヒットを放ちました。
するとすかさず2塁へ盗塁し、今シーズン7個目をマーク。
このあと3塁へ進むと、フリーマン選手のヒットでホームに生還し、大谷選手の生み出したチャンスが先制点につながりました。
このあとは3打席連続のフォアボール。
際どい球もしっかりと見極め、ここまで全て出塁します。
第5打席は同点で迎えた8回、ランナーを1塁に置いての4球目、ここは低めのスライダーに手を出してしまい追い込まれます。
続く5球目は、同じような低めのスライダーを空振りし三振となりました。
そして延長10回、ドジャースは1点ビハインドでランナー3塁2塁と1打サヨナラの場面を作ります。
ネクストバッターには大谷選手を置いて9番・エドマン選手。
打球はライトの前に落ち、ランナー2人がかえってドジャースがサヨナラ勝ち!
次の大谷選手に回った場面も見たかったところですが、チームは3連勝です。
三宅正治キャスター:
連日ヒットは打っていますが実は37打席ホームランが出ていないんです。それはなぜなのか、パパ初ホームランの鍵は何か、元千葉ロッテ捕手の「極ネタ!」覆面解説員に聞いてみました。
覆面解説員によると“ミートポイントが前”、つまりボールを捉えるポイントがずれていて、タイミングが早くなっているということなんです。よく野球では「ボールを迎えにいっている」という話をしますが、そのような状態ではないかと。
タイミングが早いのでライト方向に行く打球が多く、最近のヒットというのは、速いインコースのボールを引っ張っているので、打球が上がらない、放物線を描かずライナー系になっていると。
(大谷選手は)割とキャッチャー寄り、引き付けて打つタイプなんですが、そうするとボールを最後まで見極められる。そして、打つと左方向にボールが飛びやすい。左方向は調子がいいとよく言われますが、こういうことなんですね。
レフト方向へ放物線を描くような打球が出てきたらホームランも近いかもしれないということなんです。
宮司愛海キャスター:
でも今日はフォアボール、3打席連続で3つですか。
三宅正治キャスター:
見極められてる感じがします。
SPキャスター・山口真由さん:
強打者って引っ張るのかと思ったら流すほうが、大谷選手は調子がいいってことなんですね。
三宅正治キャスター:
バロメーターになるであろうという。