大阪府の吉村知事は28日の取材で、26日のデモフライト中に機体の一部が破損し、運行を休止することになった「空飛ぶクルマ」(運行事業者は丸紅・アメリカ「リフト・エアクラフト社」が開発・製造)について、「原因の究明と安全対策、それをしっかり明らかにした上で、また運行が再開されるということを期待しています」と述べました。

【吉村知事(28日正午過ぎ)】「『空飛ぶクルマ』を楽しみにされてる方も多くいらっしゃると思います。原因の究明とそれから安全対策、それをしっかり明らかにした上で、また運行が再開されるということを期待をしています。

また、ほかの2事業者も『空飛ぶクルマ』を運行する予定にしていますので、そこは変わりなくする予定にもなっています。

まずは原因の確認と、そして安全の確認。それをした上で再開するということになると思います」

(Q.原因について、SNS上の壊れた瞬間の動画を見ると、外から飛んできたものに当たったようにも見えるとも言われています。原因をどういうふうに見ていますか?)
【吉村知事(28日正午過ぎ)】「僕も映像を見ましたけれども、その理由がちょっとわからないので、そこを今解明してる最中です」

■26日に「空飛ぶクルマ」の機体の一部が破損し落下 運行事業者の丸紅「すべての原因調査」

26日、大阪・関西万博の会場でデモ飛行中だった「空飛ぶクルマ」の機体の一部が破損し、落下しました。

博覧会協会によると、機体のフレーム1本と、18あるプロペラのうち1つが破損したということです。

飛行していた場所は、観客が入ることができないエリアで、けが人はいませんでした。

運行事業者の丸紅は6月上旬までデモ飛行を行う予定でしたが、博覧会協会は28日以降、当面の間、運行を休止すると発表しました。

丸紅は「バードストライクなど外部の要因や、内部からの圧力など全ての原因を調査する」とコメントしています。

関西テレビ
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