ロシアのプーチン大統領は25日、モスクワを訪問したアメリカのウィトコフ特使と会談しました。
ウクライナを巡る和平交渉が議題になったとみられます。
公開された映像では、プーチン大統領がウィトコフ特使を笑顔で出迎え、握手を交わしています。
会談にはロシア側から外交担当のウシャコフ補佐官らが同席し、ウクライナを巡る和平交渉などについて話し合われたものとみられます。
一方、ロイター通信は25日、ヨーロッパ諸国とウクライナがアメリカに示した和平案の中で、領土交渉よりも停戦実現が先決と主張し、アメリカによる「強力な安全の保証」を要求したと報じました。
ただ、双方の隔たりは大きく、和平交渉は難航しそうです。
こうした中、モスクワ近郊で25日、車が爆発し、ロシア当局はロシア軍のモスカリク参謀次長が手製の爆発物により死亡したと発表しました。
地元メディアは、車に仕掛けられた爆弾が遠隔操作で爆発したと報じています。
モスクワでは、2024年12月にも爆発で軍幹部が死亡していています。