ウクライナ各地でロシア軍による大規模攻撃があり、首都キーウでは8人が死亡しました。
23日夜から24日朝にかけて、ロシア軍はウクライナ各地で大規模な攻撃を行いました。
最も被害が大きかった首都キーウでは、集合住宅にミサイルの破片が落下するなどして、これまでに8人が死亡、子供6人を含む77人が負傷したということです。
ウクライナ空軍によりますと、北東部ハルキウや南部ザポリージャなど少なくとも6つの地域が70発のミサイルと145機のドローンの攻撃を受けました。
このうちミサイル48発とドローン64機を撃墜したとしています。
この大規模攻撃を受け、南アフリカを訪問中のゼレンスキー大統領はラマポーザ大統領との会談後、予定を早めて帰国することを明らかにし、「ロシアは人々を殺し続けている」と非難しました。
一方、ロシア国防省は24日、ウクライナの軍事工場や火薬の生産施設に対して大規模攻撃を実施したとした上で「攻撃の目標は達成し、すべての施設を破壊した」と成果を強調しました。