ウクライナ和平をめぐるアメリカやヨーロッパ各国の協議は、アメリカのルビオ国務長官の欠席により外相級から高官級への格下げ開催となりました。具体的な成果はなかったとみられます。
ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けた具体策を話し合う会合は、23日にイギリス・ロンドンで開かれましたが、アメリカのルビオ国務長官の欠席が直前に発表されたことで外相級から高官級に格下げされました。
ルビオ氏の欠席は、アメリカが策定した領土の譲歩などを求める和平案をウクライナが拒否したことが要因とみられ、CNNテレビは、「現在の協議が重要な局面ではないため欠席した」とする当局者の話を伝えています。
ゼレンスキー大統領は協議の後、SNSに「平和に近づくために5カ国が協議をしたのは良いことだ」と投稿しましたが、合意事項もなく具体的な成果はなかったとみられます。
一方、アメリカのニュースサイト・アクシオスは23日、中東担当のウィトコフ特使がロシアのプーチン大統領とモスクワで25日に会談すると報じました。
ウクライナが和平案を拒否したことで新たな進展がみられるのかは不透明です。