アメリカのトランプ大統領はロシアのウクライナ侵攻終結をめぐり「うまくいけば、ロシアとウクライナが今週中に合意に達する」と期待感を示しました。
トランプ氏は20日、自身のSNSで「うまくいけば、ロシアとウクライナが今週中に合意に達する」と投稿しました。
その上で「合意に達した後、両国は、アメリカと大きなビジネスを始め、莫大な富を築くだろう」と呼びかけました。
トランプ氏の投稿はロシアのウクライナ侵攻終結をめぐる停戦交渉が念頭にあるとみられますが、今週中に合意できるとみられる具体的な根拠は示されていません。
トランプ氏は18日、停戦交渉について、一方が困難な状況を作り出せば仲介から「手を引く」と述べ、早期の合意を促していました。
こうした中、トランプ政権でウクライナを担当するケロッグ特使は19日、アメリカのFOXテレビに出演しました。
ケロッグ特使:
私が包括的な停戦と言う場合、それは海、空、陸、産業を含むもので、少なくとも30日間にわたるものだ。
さらに「停戦の機会はある」と説明し、今週、イギリスやドイツ、ウクライナの高官らと停戦に向けた協議を加速させる考えを示しました。