中国軍は台湾周辺で2日間にわたって軍事演習を行い、2日に終了しました。
中国軍で台湾方面を管轄する「東部戦区」は、1日から台湾周辺で行っていた軍事演習が終了したと明らかにしました。
2日連続で行われた演習には、中国の陸海空軍のほか、核ミサイルも運用するロケット軍が参加し、制空権と制海権を奪うことや重要航路の封鎖訓練などのほか、東シナ海では実弾を使用した訓練も行われました。
一方、台湾の国防部は中国軍の空母「山東」の艦隊を太平洋側の海域で確認したほか、2日午後に軍用機延べ36機を確認し、このうち延べ20機が警戒区域に入ったとしています。
中国軍は台湾周辺での軍事圧力を常態化させていて、中国が「独立派」とみなす台湾の頼清徳政権への圧力を強めています。