今月4日、京都市伏見区で70代の夫婦が刃物で切り付けられた事件で、警察は夫婦の50代の親族の男について、殺人未遂の疑いで逮捕状を取って公開手配した。

今月4日午後、京都市伏見区桃山町丹後で70代の夫婦があごや手などを男に包丁とみられる刃物で切り付けられ、病院に搬送された。
命に別状はないという。
警察は殺人未遂事件として、現場から逃走した2人の親族とみられる50代の男の行方を追っていた。
■夫婦の親族の50代男を「殺人未遂の疑い」で逮捕状を取り公開手配 防犯カメラ映像公開

この事件について警察は、この50代の親族の男を殺人未遂の疑いで逮捕状を取って、容疑者として公開手配した。
京都府警は、男について防犯カメラ映像を公開し、氏名については、「現時点では、被害関係者のプライバシーに考慮し匿名とする」と説明している。
公開された防犯カメラ映像は、犯行現場付近の防犯カメラのもので、事件のおよそ20分後だという。
男は逃走時、茶色系、ワインレッド系のフード付きの上着を着ていて、黒または紺のズボンに、茶色か黒系の靴を履いていて、また体格は中肉で、身長170~180センチぐらいだということだ。
■情報提供 京都府伏見警察署(075-602-0110)で受け付け 男は「車を放置してさらに徒歩で逃げる」
また男は犯行現場から車で逃走していて、およそ10分後、犯行現場から南東約200メートルの路上に車を放置し、さらに徒歩で南方向に逃げていた。
車は全焼しているが、出火原因などは捜査中だという。
情報提供は京都府伏見警察署(075-602-0110)で受け付けている。
この事件では、直前に被害者とみられる女性について、「車に無理やり乗せられていた」という通報が警察に寄せられていたということで、事件の経緯についても詳しく調べている。