27日午後3時前、雨が降る、岐阜市内の片側2車線の道路を走行中のことだった。

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側道から本線に合流した、青い軽自動車が突然、逆走する瞬間を、ドライブレコーダーが捉えた。

目撃者:
突然こちらに向かって走ってきたんで、何が起きたんだろうって。まさかあそこで曲がってくるなんて、想像もできなかったんで、本当ビックリしました。

高齢女性運転の車が逆走

逆走があったのは、長良川に架かる鵜飼い大橋で、普段から交通量の多い場所。

リアカメラの映像を見ると、逆走車に気づいたトラックが正面衝突を回避するため、慌てて車線変更。逆走車は、スピードを落とすことなく、走り去っていった。

目撃者によると、逆走車を運転していたのは、高齢の女性だったという。

目撃者:
相手のドライバーなんですけど、ちらっと見えたんです。多分70代の女性だと思います。あそこでUターンして、こっちに来るっていうことは、普通の状態では考えられないですね。

雨が降ってはいたものの、現場は見通しの良い直線道路のため、道を間違えることは考えられないと話した。

なぜ逆走は起きた?専門家「雨の運転は注意力が必要」

交通事故などにくわしい専門家は、こう分析する。

交通事故鑑定人・中島博史さん:
逆走が始まる瞬間を捉えた動画というのは、かなり珍しいものです。雨の時の運転は、注意力をかなり必要としますので、そのために注意が一点に向かいやすいという傾向はあります。

交通事故鑑定人・中島博史さん:
そのままの(進行)方向で、合流しなくてはならないということを、失念してしまった可能性があります。

雨の日の運転は、視界が悪くなるばかりでなく、ブレーキも利きづらくなるためより注意が必要だ。
(「イット!」5月28日放送より)

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