岸田首相は24日、韓国を訪問し日中韓首脳会談に臨むのを前に、「主張すべきことは主張する」との意気込みを示した。首相官邸を訪れた自民党の外交部会などのメンバーに語った。
日中韓首脳会談は約4年半ぶりに27日にソウルで行われるが、「自らが外相を務めた時の日中韓とは随分様相を異にする。
4年半前は、どちらかというと『中国・韓国vs日本』のような形だった。今回はおそらく『日本・韓国vs中国』だろう」と指摘。「協力的で前向きな話ができるのではないか。しっかりと頑張っていきたい」と述べた。
また、自民党側は、日本のEEZ・排他的経済水域内に中国が設置したブイの撤去、福島第一原発の処理水の海洋放出や、邦人拘束、竹島などの懸案について「主張するべきことを主張をしてほしい」と要望。岸田首相は、「指摘を踏まえて、主張すべきことを主張する」と述べた。