長崎市の川で子供たちが自分で育てたホタルが空を舞う姿を見守りました。
長崎市本河内3丁目を流れる御手水川です。
近くの伊良林小学校の子供たちは毎年、川で親ボタルを採取し、卵をかえして秋まで校内で育てて放流しています。
児童
「めちゃくちゃきれいに光ってました」
児童
「とてもきれいで忘れられない輝きでした」
ホタルの飼育は長崎大水害で亡くなった犠牲者の慰霊と、荒れ果てた川を蘇らせようと続けられてきました。
この活動に当初から携わり、今年2月にこの世を去った冨工妙子さん(享年89)の長女・由貴さんは遺影を手に子どもたちとホタルを眺めていました。
冨工由貴さん
「(母は)ホタルとともに生かされてきたような気がするので、これからもまた毎年こんな感じで連れてきたら喜ぶかなと」
今年はホタルの飛翔が例年より早く、御手水川ではすでにピークは過ぎたとみられます。