東京・港区で、外国人男性が東京タワーをドローンで撮影した映像が話題となっている。

ドローンは東京タワーのてっぺん付近から急降下し、迫力ある映像を撮影したが、人口密集地や上空150m以上での飛行は原則禁止されているため、航空法違反の疑いもあると専門家は指摘する。

ドローン映像に…「事故が起きそう」

東京・港区で、バルコニーから飛び立ったドローンが捉えたのは東京タワー。333mあるてっぺん付近から、回転しながらすれすれを一気に急降下。

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映画のワンシーンのような迫力だが、それもそのはず、映像を投稿したのは、アメリカを拠点に映画を制作している男性だった。

しかし今、この映像が物議を醸している。

SNSでは、「事故が起きそう」「皇居や国家機関も危ない！」との声が上がった。

人口の集中する場所や、上空150m以上でドローンを飛ばすことは原則禁止となっているため、今回、動画が撮影された東京タワーのある東京・港区を含めた都心部や、333mある東京タワーの上空も飛行禁止のはずだ。

許可が出れば飛ばせるということだが、国交省は「許可した記録はなく、警察に状況を相談している」としている。

航空法違反に問われる可能性も

みずほ中央法律事務所・三平聡史弁護士は「航空法違反で罰金最大で50万円。場合によっては逮捕もある。例えば通報して警察官が来て、全然やめなかったり悪質な場合（は逮捕の可能性）」と話し、航空法違反に問われる可能性を指摘する。

一方、今回ドローンを飛ばしたのは外国人で、ルールを知らなかった可能性もあるとして、より周知する必要があるとも指摘している。

イット！では、男性に経緯を確認するためメールを送信したが、21日時点で返信はなかった。
（「イット！」 5月21日放送より）