JR釧網線で5月19日、踏切の遮断機に取り付けられ車や人の侵入を防ぐ「遮断かん」が降りて来ないトラブルがあり、JRが原因などを調べています。

 5月19日午前7時20分ごろ、JR釧網線の中斜里~知床斜里駅間の「6号道路踏切」を緑発網走駅行きの普通列車(2両編成)が通過する際、「遮断かん」4本のうち1本が降りてきませんでした。

 運転士が踏切を通過する手前で「遮断かん」が降りていないことに気付きブレーキを掛けましたが、約180メートル過ぎて停車しました。

 このトラブルで巻き込まれた歩行者や車両はなく、列車の乗員乗客にもケガはありませんでした。

 停車した列車は安全確認などをおこなった影響で約15分遅れで再度出発したということです。

 後続の列車が踏切を通過する際も「遮断かん」1本が降りなかったため、列車は踏切の手前で一時停止する措置が取られ、横断車両などがいないことを確認し通行したということです。

 その後は「遮断かん」は降りるよう回復していて通常の運行に戻っています。

 「遮断かん」は列車の走行位置などをもとに自動制御されていて、これまでのところトラブルの原因は分かっていません。

 JRで引き続き原因などを調査するとしています。

北海道文化放送
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