中国・雲南省で17日、交通取締官が完全に停止していた車のボンネットに飛び乗る“当たり屋”のような行為を行う様子が撮影されていた。
取締官は、「白タク行為」を取り締まろうとして車を止めようとしたという。
取締官は停職となり、運転手の白タク行為についても調査中だという。
“死んだふり”をする交通取締官
中国・雲南省で17日、交通違反の取り締まり中にカメラがとらえたのは、交通取締官を車がはねた瞬間…かと思いきや、完全に止まっていた車のボンネットの上に、取締官が勢いをつけて、まるで“当たり屋”のように飛び乗った瞬間だ。
この記事の画像(12枚)衝突をためらっていたのか、向かってくる車を一度は避けようとしていたが、車が停止した直後、当たり屋行為をしていたことがわかる。
自ら飛び乗っていて、けがなどは見受けられないが、「あぁ~!あぁ~!」と仰向けになり、痛がる取締官。
右手に持っていたチョークをなぜかポイ!と捨て、さらに死んだふりをするように動かなくなった。
しかし、さすがにそれはやりすぎだと思ったのだろうか、また叫び出した。
“白タク”行為を止めようと…
なぜ取締官は、当たり屋行為をしてまで、この車を引き止めたかったのだろうか。
実はこの車、営業許可が下りていないのに金を取って客を乗せる、いわゆる「白タク行為」をしていた疑いがあり、違反を取り締まろうとしたところ、車が逃げようとしたため、取締官は当たり屋行為で止めようとしていたのだ。
この映像がネットに拡散されると、現地政府が調査チームを結成。
当たり屋行為をした取締官が停職となったほか、車の運転手の白タク行為についても調査が進められている。
(「イット!」 5月15日放送より)
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