鳥取県内最高齢、１１０歳の誕生日を迎えた女性の長寿を祝う会が鳥取市内の高齢者施設で行われました。
長寿の秘訣は「食べること」だそうです。
金色のちゃんちゃんこ姿で座るのは田中春子さん、３月７日に、鳥取県内最高齢、１１０歳の誕生日を迎えました。
５月２日は田中さんが入所する鳥取市内の高齢者施設で誕生日会、満１１０歳、「皇寿」のお祝いです。
入所者や職員が作った縁起の良い「タイ」のちぎり絵をプレゼント。
みんなで歌って長寿を祝いました。
田中さんは鳥取市河原町出身で大正３年、１９１４年生まれ。
２１歳で結婚し、農業を営むかたわら、若い頃は俳句を詠むのが楽しみだったということです。
長男・田中透さん：
「ここまで長く生きてくれるとは思いませんでしたし、県一位になるとは思ってもいませんでした。でもここまで来たらぜひとも国内一までがんばってもらいたいと思っております」
１０年前、施設に入所した当初は食欲がなく、自分で食事をとれなかったということですが、半年ほどで回復。今は食べることが好きで好物はミカンの缶詰やスイカ、チョコレート。
一方で梅干しや漬物が苦手なのだそうです。
施設の医師によると、田中さんの長寿の秘訣は口から食べること。
職員は今後も元気で過ごせるようケアしていきたいと話していました。
