認知症の一種、アルツハイマー病の新治療薬、「レカネマブ」を使った治療が富山県立中央病院で始まりました。
「レカネマブ」を投与した治療は、富山県内で初めてです。

アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」は、去年12月に保険適用となった新薬で、点滴投与を行うことで認知症の進行を遅らせる効果があると期待されています。

県立中央病院によりますと、認知症の一種であるアルツハイマー病と診断された60代の女性患者に対し、4月26日、県内で初めて投与する治療を開始したということです。

この女性患者は26日中に帰宅する予定で、今後は2週間に1度、通院により点滴治療を受けるということです。

レカネマブによる治療は、70歳以上の患者で年間14万円程度かかるなど高額ですが、県立中央病院では、特に若い患者の場合は症状の進行が早いことから、治療を前向きに検討してもらいたいとしています。

富山テレビ
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