ウイスキーの空樽にコーヒーの生豆を入れて寝かせ、ウィスキーの風味が移った「バレルエイジドコーヒー」を、富山県内の酒蔵とコーヒー店が共同開発したと発表しました。

開発したのは砺波市の「若鶴酒造」と黒部市のコーヒー店「自家焙煎・水出し珈琲 水の時計」で、ウイスキー樽にブレンドしたコーヒー豆100キロを入れ、およそ半年間、毎日、樽を転がし均一に香りが豆に浸透するようにしながら作ったそうです。

出来上がったバレルエイジドコーヒー豆は、アルコール分はありませんがオーク樽そのものの香りやウイスキーの風味が詰めたコーヒー豆に染み込み独特な味や香りが特徴のコーヒーに仕上がったと言います。

*若鶴酒造 稲垣貴彦社長
「お客さんによっては、お酒が飲めない方もいるので、そんな中でもウイスキーの香りを楽しみたい方にコーヒーとしてお届けできれば、より多くの人に楽しんでいただけると思い、商品が出来たことをうれしく思う」

*自家焙煎・水出し珈琲 水の時計 北山晃代表
「飲んで楽しめるような味わいにしているので、観光客に富山を知ってもらうきっかけになったり、そういう使い方をしていただくのが一番うれしい」

バレルエイジドコーヒー豆は、4月26日から黒部市の水の時計で販売されていて、4月28日から若鶴酒造の大正蔵でも販売される予定です。

富山テレビ
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