4月も後半に入り、生活環境の変化なども相まって疲れを感じている人も多いのでは?それはもしかしたら「春バテ」かもしれません。そこで、ツボ押しやストレッチでできる春バテ予防を、吉田圭吾アナウンサーが専門家から教わってきました。
  
話を聞いたのは、プロバスケットボールチームのトレーナーも務めた実績のある、福井市文京の「たかやなぎ整骨院」高柳信也院長です。高柳院長は、4月半ばも過ぎ新生活に慣れてきたとはいえ、体はストレスを感じているといいます。

たかやなぎ整骨院・高柳信也院長:
「春はメンタルの乱れに要注意。自律神経が生活リズムを取っているが、それが乱れると様々な症状が表れるので自立神経を整えたい」
  
まずは「ツボ押し」です。
 
たかやなぎ整骨院・高柳信也院長:
「百会(ひゃくえ)というツボは、耳の上の延長線上で鼻の上との交わる場所で、両手で押して呼吸をしながら行う。じんわりきているイメージを持つといい。吐きながら押した方がリラックスにはよいと言われている」
  
続いてのツボは「内関(ないかん)」です。手を握ると出てくる筋の間で、手首の横ジワから指を三本分あけたところにあります。ストレスを感じたときに気持ちを安定させてくれるのだとか。ゴリゴリと押さずに、息を吸ってゆったりと押すことが大切です。
  
さらに、背中にあるツボ「志室(ししつ)」は、ストレスで呼吸が浅くなり、縮んだ背中の筋肉をほぐしてくれるそうです。
 
たかやなぎ整骨院・高柳信也院長:
「腰に手を当てた高さを、親指を少し上にあげて押さえる。息を大きく吸って吐きながら押す。身体の中心に向かって押す」
 
吉田圭吾アナウンサー:
「一番気持ちがいい!ぽかんと口が開きますね」
高柳院長:「ナイスリラックス!」
 
リラックスできたところで、ストレッチ編です。まずは、背中の肩甲骨周りの筋肉を伸ばします。
 
たかやなぎ整骨院・高柳信也院長:
「指を組みます。肘を外側に引っ張りながらゆっくりと上半身をねじります。背中が伸びるところを探りながら、やさしくアイロンがけする感じで」
 
続いて、体側面のストレッチです。腕を組んで息を大きく吸い、吐きながら肘から倒し、目線は上に。反対側の肘は天井へ向けるイメージです。さらに、伸ばす範囲を広げるために立って挑戦。ふらつきや痛みのある人は無理をしないでください。
 
吉田圭吾アナウンサー:
「全然(座りと)違う。しなやかに伸びている感じ。新感覚です」 

最後は、首から肩にかけて横の筋肉を伸ばします。
 
たかやなぎ整骨院・高柳信也院長:
「胸を張って吐きながら頭を斜め下へ。肩を下ろして、耳の後ろ側が斜めに伸びている感覚。角度が大事。どこをどう伸ばすか考え、いいフォームでゆったりと身体と心を調整して、春の気温やメンタルの乱れを乗り切ってほしい」

<ツボのおさらい>
百会(ひゃくえ):頭のてっぺんにある万能なつぼ
内関(ないかん):手首から指三本分あけたところにあるつぼ
志室(ししつ):腰より少し上にあり、背中の筋肉をほぐすつぼ

痛みやしびれを感じたらすぐにやめてください。毎日少しでもいいので決まった時間に生活に取り入れることがポイントです。

福井テレビ
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