放浪の天才画家・山下清の生誕100年を記念した展覧会が佐賀市で開催中です。今回は貼り絵に使われている「色紙」について甥の浩さんに話を聞きました。

【山下清の甥 山下浩さん】
「貼り絵で使っている紙は普通のお子さんが使う色紙。色紙はたかだか20種類か30種類しかない。その中の色を選択しながら制作するそこに山下清の工夫がある。例えば“青”と言っても水色と青と紺の3色しかない。この3色で表す場合、折り紙を細かく切ってそれを互い違いに貼っていく。時には白を混ぜるなど、そんな形でグラデーションを表していた。“自分の思った通りに細かく貼る”これが彼にとっては安心というか簡単な技法だったんだと思う」

「山下清展」は5月12日まで、佐賀市の県立美術館で開催されています。

サガテレビ
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