広島県福山市の有名観光地では外国人観光客が昔ながらの街並みを楽しみました。
19日、福山市の鞆の浦にフランスのクルーズ客船が寄港し、乗客は地元住人からのおもてなしを受けました。

福山市鞆町沖に入港したのはフランスのヨット型小型客船『ル・ソレアル』です。
総トン数1万700トン全長142メートル。小さな船体を生かし、世界の小さな港も巡ることができます。

乗客はゴムボートで江戸時代の港町の風情を残す鞆の浦に到着すると、地元の子どもたちによる太鼓の演奏で歓迎を受けました。

乗客はその後、思い思いに港町を散策。国の重要文化財太田家住宅では、この家の初代の持ち主中村家が365年前に製造をはじめたとされる鞆の浦の名産、保命酒のふるまいをうけました。
乗客たちは酒蔵の関係者から説明をうけながら、16種類の薬味に漬け込まれた複雑な味わいを興味深そうに味わっていました。

クルーズ客船『ル・ソレアル』は19日、夕方には出港し、大阪へと向かいます。

テレビ新広島
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