17日夜、愛媛県と高知県で震6度弱の揺れを観測する地震が発生しました。
 
長崎県内では最大で震度3を観測しましたが、いまのところ被害は確認されていません。

17日午後11時14分ごろ、愛媛県と大分県の間にある豊後水道を震源とする地震が発生。

長崎県内では 諫早市や南島原市で震度3を観測しました。

今回の地震は南海トラフ地震で想定される震源域の中で起きました。

南海トラフの地震はプレートの境界近くで想定されていますが、今回の地震はこれよりもやや深く沈み込むプレートの中で起きました。

メカニズムが異なることなどから気象庁は 南海トラフ地震との直接の関連を否定しました。

一方 専門家は今回と同じ規模の地震がいつ、どこで起きてもおかしくないと指摘します。

九州大学 清水洋 名誉教授
「長崎県で一番心配しているのは内陸の直下型といわれる活断層で起こる地震、島原半島周辺。(国の調査で)五島列島、壱岐、対馬の付近も海底にかなり大きな断層があるということが分かってきている。こういった活断層が大きく動くと今年の正月の
能登半島の地震のような被害、あの規模の地震で類似の被害が出る可能性が高いと私は思う」

専門家は 市や町のハザードマップや防災マップなどで自分が住んでいる地域のリスクを知って備えてほしいと呼びかけています。

テレビ長崎
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