県庁では4月18日午後、3回目の災害対策本部会議が開かれ、県内の被害状況などについて報告が行われました。

午後3時半から行われた県の災害対策本部会議では各部局の担当者が県内の被害の状況や対応について報告しました。

震度6弱を観測した宿毛市では40代の男性が地震によるショックで過呼吸となり、救急搬送されました。現在は帰宅しています。

また宿毛市ではブロック塀の倒壊などによる道路被害が10カ所、住宅の瓦やガラスが割れるなどの被害が10カ所で確認されています。

土佐清水市では瓦の下にある木の板が落ちるなどして、住宅の一部が破損しました。

JR予土線は終日運転を見合わせましたが19日は始発から運転を再開する予定です。

一方、梼原町の松谷地区では町道脇の土砂が崩れ倒木と落石で通行止めとなり一時、5世帯が孤立していましたが通行止めが一部解除されたことから孤立は解消されました。

浜田知事は:
「被害状況の方も今までのところは幸いなことに、最大震度の大きさの割には、人命に関わるような被害は報告をされていないということであります。一方で、道路の寸断であったり、水道の被害、こういったインフラ被害が報告をされておりますが、こちらもほぼ概ね順調に仮復旧の方向にむけて作業が進んでいるということでありますので、非常に大きな震度の地震でありましたけれども、全体的な対応状況、あるいは被害の状況といたしましては、少なくとも最悪の状況は免れてきていると、必要な対応はできているというふうに思います。」
「ただそうはいいましても気象庁の方では向こう1週間、特に向こう2、3日間はですね、場合によっては同規模の地震、余震の発生が懸念されると、また今後週末にかけての天候によっては土砂災害の危険性も高まるというような情報も、気象庁の方からいただいているとこでありますから、県民の皆さんには油断することなくですね、今後も地震、あるいは気象に関します災害情報について、ご留意をいただいて、必要な備えをお願いしたいというふうに思っています。」

※18日午後5時時点の情報です

高知さんさんテレビ
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